2020年07月

冬も暖かく過ごせる!床暖房のメリット・デメリットを紹介

冬も暖かく過ごせる!床暖房のメリット・デメリットを紹介

足元をじんわりと暖めてくれる床暖房は、寒い冬に欠かせない暖房器具の1つです。近年、そんな床暖房への人気が高まっており、リフォームや新しく家を建てる際に導入を検討する方も増えています。しかし、実際に床暖房にはどのようなメリット、デメリットがあるのか詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、床暖房の種類メリット・デメリットについてご紹介します。新築やリフォームで、床暖房の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

床暖房の種類

床暖房の種類は、大きく分けて「温水式」と「電気式」の2種類があります。まずは、それぞれの特徴についてご紹介します。

温水式

温水式の床暖房は、床下に設置した温水パネルに熱電機で作られた温水を流して床を温める仕組みです。温水を作る燃料になるのは、電気やガス、灯油などです。温水パネルやパイプの配管工事など施工に手間がかかりますが、電気式に比べる立ち上がりが早い上に、ランニングコストが安いことが特徴です。

電気式

電気式の床暖房は、床下に設置した発電体に電気を通すことで温める仕組みです。ホットプレートを想像するとイメージしやすいかと思います。温水式のように熱電機が必要ないため、初期費用を抑えることが可能です。しかし、温水式と比べると立ち上がりには時間がかかり、適温になるまで少し時間がかかります。

床暖房のメリット

電気式と温水式の床暖房の特徴について紹介しましたが、ここからはどちらの床暖房にもあるメリットについてご紹介します。

足元が暖かい

暖かい空気は高い場所に移動する性質を持っています。そのため、冬場はどうしても冷気が足元に溜まってしまい足元が冷えてしまいます。しかし、床暖房は足元からじんわりと温めるため、スリッパもいらず裸足でも快適に過ごすことが可能です。

部屋全体が温まる

ストーブや電気カーペットは、部屋の一部しか暖めることができません。しかし、床暖房の場合、足が床に接したときに伝わる「熱伝導」、赤外線の熱が反射して部屋全体に伝わる「ふく射熱」によって部屋全体を暖めることが可能です。

ホコリが舞い上がりにくい

エアコンの風は室内の空気を乾燥させやすく、ホコリやアレルギー物質などを部屋中に拡散させてしまいます。そのため、体調が悪いときに長時間浴び続けると、のどの痛みやアレルギー疾患などを引き起こす可能性があります。しかし、床暖房はエアコンのように風を発生させないため、ほこりが舞い上がりにくいです。そのため、ハウスダストに弱い人や、小さいお子さんがいるご家庭にもおすすめです。また、ストーブのように室内に燃焼させるものがないため、空気の汚れや臭いの心配もなく、常に空気をクリーンな状態に保つことができます。

メンテナンスが楽

エアコンや電気ストーブなどの暖房器具の場合、ホコリがかぶってしまうことが多いため、定期的に掃除やメンテナンスを行う必要があります。しかし、床暖房は本体が床の上に置いてあるわけではないため、掃除やメンテナンスの手間がかかりません。ただし、温水式で使用する不凍液は定期的に入れ替えを行う必要があります。

床暖房のデメリット

床暖房にはたくさんのメリットがありますが、デメリットも少なからずあります。最後に、床暖房のデメリットについていくつかご紹介します。

初期費用が高い

ストーブや電気カーペットなどの暖房器具は導入も楽で費用も手軽ですが、床暖房は設備工事を行わなければならないため、初期費用がかかってしまうことがデメリットです。例えば、リビングやダイニングなどに床暖房を導入するとなると、広さや種類によって異なりますが、約25〜100万円ほど費用がかかります。このように、床暖房は他の暖房器具と比べると導入コストは安いとは言えませんが、床暖房の種類によっては、使用を続けても30年はメンテナンスが必要ないと言われており、他の暖房器具よりもずっと長く使うことができます。しかし長期間の使用で劣化が生じると、定期的なメンテナンスが必要になる場合もあります。

暖まるまでに時間がかかる

床暖房はスイッチを入れてから部屋が暖かくなるまで、約30分〜1時間ほどかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。しかし、多くの機種ではタイマー予約ができるため、起床前や帰宅前などの1時間前に設定しておくと暖まるまで待つ必要がなくなります。

まとめ

冬も暖かく過ごせる!床暖房のメリット・デメリットを紹介

今回は床暖房の種類と床暖房のメリット・デメリットについてご紹介しました。

床暖房は導入費用がかかってしまいますが、ホコリが舞い上がりにくく、掃除をする手間もなくなるといった多くのメリットがあります。また最近では、節電対策もされているものもあるため、冬の暖房器具の1つとして床暖房を検討してみてはいかがでしょうか。

「正建工業」では注文住宅をはじめ、住宅リフォーム、店舗改装、オーダー家具制作、和モダンから大規模工事まで幅広く施工を承っている建築会社です。バリアフリーのLDKと床には電気式床暖房といったように、人に地球に未来に優しい住宅作りを目指しております。

お客様のご要望に合わせて満足頂けるようなご提案を致しますので、新築住宅やリフォームを検討中の方は「正建工業」にお気軽にご相談くださいませ。

床材の種類とは?リフォームで使われる代表的な床材の種類を紹介

床材の種類とは?リフォームで使われる代表的な床材の種類を紹介

リフォームや新しく家を建てるときに悩むのが床材の種類です。床材にはフローリング以外にもたくさんの種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いですよね。

そこで今回は、フローリングの種類フローリング以外の代表的な床材の種類についてご紹介します。リフォームや新築の床材選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

フローリングの種類

床材としてよく使われるフローリングには、大きく分けて2種類のフローリングがあります。まずは、それぞれの特徴についてご紹介します。

無垢フローリング

無垢フローリングとは、天然木100%の板で他の木材が混ざっていない、無垢材を使用した床材のことです。樹種によって異なりますが、一般的に空気を多く含んでいるので保温性や断熱性に優れていることが特徴です。また、湿気を保つ調湿機能を持ち、年を重ねるごとに味わいが増していくので長く使うことができます。反対にデメリットとしては、材料が安定してないため反りや収縮が発生しやすいことです。

複合フローリング

複合フローリングとは、複数の合板を接着剤で張り合わせた合板の表面に、天然木の薄板を張り合わせたフローリングです。表面の単板の種類や塗装により、色はホワイト系からブラック系まで、デザインは大理石調やタイル調など、選択肢のバリエーションが豊富なことが特徴です。ただし、無垢材のような踏み心地の良さはなく、自然の風合いが出にくいことがデメリットとして挙げられます。

フローリング以外の代表的な床材の種類

床材はフローリング以外にもたくさんの種類があります。ここからは、フローリング以外の床材の種類についてご紹介します。

クッションフロア

クッションフロアとは、塩化ビニルを主成分とするロールシート状の床材です。クッションフロアの最大のメリットは、価格が安いことです。木質フローリングよりも材料費が安く、施工も簡単なので施工費用も抑えることができます。また、デザインも豊富で、木目調や大理石、タイルなどのさまざまなデザインから選ぶことが可能です。さらに、耐水性にも優れており、汚れもつきにくく落としやすい素材なので、水まわりに多く用いられています。しかし、フローリングと比べるとクッションフロアの上に家具を置くと跡が付きやすいことがデメリットです。

カーペット

カーペットは断熱効果が高く経済的、防音性に優れた床材です。ウール・アクリル・ナイロンなどの繊維素材からできているため、足触りが柔らかく温かみがあるため、寝室などに向いています。一方、カーペットは繊維質のため、ホコリや汚れが入り込んでしまうと、他の床材よりも掃除がしにくくなることがデメリットとして挙げられます。しかし、最近では防汚加工がされているカーペットもあるため、汚れが気になる方はこういった商品を選ぶといいでしょう。

石材

石材には大理石や御影石などの種類があり、高級感のある見た目が特徴です。高級感のある部屋を作ることができる石材ですが、価格が高い上に、水を吸いやすく、液体をこぼした場合はシミになりやすいため、メンテナンスをしっかりと行う必要があります。しかし、人工大理石を選ぶことで天然石と比べると価格を抑えることができ、色・デザインも豊富な中から選ぶことができます。

タイル

タイルは掃除がしやすく、並べ方によってはオリジナル性の高い床に仕上げることができることが特徴です。また、汚れが付きにくいことに加えて、耐水性が高いため、キッチンなどの油汚れも水ふきで除去することが可能です。デメリットとしては、冬場は足元が冷えやすいため、靴下やスリッパを履くなどの工夫が必要になることです。また、滑りやすい素材のため、滑りづらい加工が施されているタイプのものを選ぶといいでしょう。

コルク

コルクはコルク樫の樹皮を原料に作られた床材です。コルクの最大の特徴は、優れた弾力性です。弾力性があるということは適度な柔軟性があるということです。そのため、コルクを床材に使用すると足腰への負担も少なく、万一転倒しても衝撃が緩和される効果もあります。また、保温性にも優れているため、冬場に室内を歩いても冷たさを感じにくいこともメリットです。デメリットとしては、紫外線で変色しやすいことが挙げられます。特に、窓側で日の光がよく当たる部分は経年劣化しやすいです。

まとめ

床材の種類とは?リフォームで使われる代表的な床材の種類を紹介

今回はフローリングの種類とフローリング以外の代表的な床材の種類についてご紹介しました。

床材リフォームと聞くと、フローリングのイメージが強いと思いますが、床材にはフローリング以外にもさまざまな種類があります。床材の種類にはそれぞれ特徴があるため、床材選びで悩んでいる方はこちらの記事を読んで、床材を選ぶ際の参考にして頂ければ幸いです。

「正建工業」では注文住宅をはじめ、住宅リフォーム、店舗改装、オーダー家具制作、和モダンから大規模工事まで幅広く施工を承っている建築会社です。

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