2021年11月25日

家庭菜園を始めるときに押さえておきたいバルコニーの改修ポイントとは?

 

コロナ禍をきっかけに自宅で過ごす機会が増えています。最近では空いた時間を利用してバルコニー家庭菜園を楽しむ方もいます。一方で家庭菜園を始めたいものの、どのようなポイントに注意すればよいのか分からないという方もいるようです。

 

そこで今回の記事では、バルコニー家庭菜園の始めるときに押さえておきたいポイントや、家庭菜園を始めるときに押さえておきたい改修のポイントを紹介します。

バルコニーに家庭菜園を設ける魅力

バルコニーで家庭菜園を設ける魅力は主に2つです。ここでは、それぞれの魅力について見ていきましょう。

 

季節の野菜をおいしく味わえる

1つ目の魅力は、採れたての新鮮な野菜をおいしく味わえることです。スーパーマーケットで販売している野菜に比べて鮮度が高く、野菜本来の持つ甘みや香りを楽しめるでしょう。

 

たとえば、トウモロコシは収穫した時点から味が落ちる野菜と言われており、お店で購入した場合は本来の味を楽しめません。一方で家庭菜園でトウモロコシを育てれば、収穫後すぐに調理できるので味が落ちません。野菜をおいしく味わいたい方にはバルコニーでの家庭菜園がおすすめです。なお、家庭菜園なら種を選ぶときのワクワク感や種から芽が出たときの感動も楽しめます。

 

環境保護に貢献できる

2つ目の魅力は、家庭菜園を行うことで環境保護に貢献できることです。2015年の国連サミットにより「SDGs」という目標が採択されました。世界で起きている貧困や人権などの問題について、国や企業が取り組むように進められています。

 

バルコニーで家庭菜園をすれば、SDGsが掲げる「すべての人に健康と福祉を」、「つくる責任つかう責任」、「気候変動に具体的な対策を」といった目標を個人レベルで果たせます。環境保護に貢献したいという方は家庭菜園を検討するのもよいでしょう。

バルコニーで家庭菜園を始めるときに押さえておきたいポイント

バルコニーで家庭菜園を成功させるためのポイントは全部で2つです。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。

 

日当たり

1つ目のポイントは日当たりです。野菜の成長は日照時間と大きな関係があり、日照時間が長ければ多くの種類の野菜を育てられるからです。

 

家庭菜園のスペースを設けるときは、午前中に日が当たるのかをチェックしておきましょう。植物の成長では光合成が欠かせませんが、光合成は午前中の時間帯に行われます。可能ならば、午前中に日の当たりやすい東向きや南向きのバルコニーに家庭菜園のスペースを設けましょう。

 

また、季節によって太陽の高さは変わるため、シーズンごとにバルコニーへの日差しの入り方をチェックしておくのも重要です。

 

風通し

2つ目のポイントは風通しです。植物は根や葉で呼吸をして養分を作ります。風通しの悪い場所で野菜を育てようとすると成長に必要な養分を得られません。また、夏場は湿度が高くなり、病害虫が発生する恐れもあるでしょう。

 

一方で、風が強すぎる場所も避けなければなりません。強い風が当たるスペースで育てると、葉や実が傷んでしまうからです。バルコニーに室外機を設置している方は、風が当たらないように家庭菜園のスペースを設けましょう。

家庭菜園を始めるなら改修がおすすめ

家庭菜園はバルコニーにスペースを設ければいつでも始められます。ただし、本格的に始めるならバルコニーの改修がおすすめです。ここでは、家庭菜園を始めるときにおさえておきたい改修のポイントを紹介します。

 

防水機能

1つ目は防水機能です。バルコニーは雨水の影響を受けるため、防水対策をしておきましょう。主な防水機能にはウレタン塗料を床に塗るウレタン防水、防水用のプラスチック繊維を敷くFRP防水、塩化ビニルのシートを敷くシート防水、アスファルトが含まれた合成繊維を床に敷くアスファルト防水などがあります。

 

各種類で費用が異なるため、施工業者に費用を尋ねておくとよいでしょう。また、防水機能が弱まると雨漏りする危険性もあるため、定期的なチェックをおすすめします。

 

床の素材

2つ目は床の素材です。選ぶ素材によって景観が異なるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。たとえば、家庭菜園に合わせるならウッドデッキを取り付けるのもよいでしょう。

 

ウッドデッキの場合にはレッドシダー、レッドウッド、イプレスなどの天然木と、ポリプロピレンの樹脂を使用した人工樹脂の2種類があります。自然な風合いを楽しむなら天然木、耐久性を意識するなら人工樹脂がおすすめです。

 

後付けや増築

家庭菜園を行うスペースが足りない場合にはバルコニーの後付けや増築が可能です。ただし、状況によっては「建築確認申請」が必要になったり、固定資産税が増えたりする場合があるため、前もって施工業者に尋ねておきましょう。

 

まとめ

バルコニーでの家庭菜園には新鮮な野菜をおいしくいただける、環境保護に貢献できるといったメリットがあります。日差しや風通しに注意しながら、自宅で家庭菜園を楽しみましょう。

 

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