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SDGsと断熱の関係性とは?壁の断熱機能を高めることのメリットを紹介

2015年9月に開かれた国際サミットで、SGDsと呼ばれる開発目標が採択されました。日本の多くの企業もSGDsの目標に賛同しており、建設業界でも多くの企業が取り組んでいます。

 

建設業界における取り組みのひとつは、断熱性能の向上です。そこで今回の記事では、SDGsと断熱性能の関係や断熱性能の高い住宅に住むメリットについて、詳しく解説していきましょう。

SDGsと断熱の関係性

SGDsとは17のゴールと、169のターゲットで構成された目標です。地球の保護や人類の平和などを、目標にしています。

 

17の目標のなかには「すべての人に健康と福祉を」や、また「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」があります。「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」といった、ゴールもあるのです。建築業界では住み心地のよい住宅を提供するだけではなく、環境にも配慮した省エネルギーの住宅造りを目指しています。

 

断熱とは熱が伝導や対流などによって伝わるのを防ぐことで、外壁に断熱材を取り付けることで外から入る熱気や冷気を遮断できます。室内の熱気や冷気を外に逃さないため、冷やされた空気や温められた空気を有効に利用できるでしょう。外気温の影響を和らげることで、エネルギーの無駄を減らせるのです。

 

断熱で環境保護に貢献できる

世界では地球温暖化が続いており、2100年までには現在よりも気温が4℃上昇するといわれています。気温上昇が続くと北極の氷が溶けたり、野生動物の住まいが失われたりするでしょう。

 

家庭から出る二酸化炭素の多くは、電気から出ています。また電気のなかでも消費量が最も多いのは、エアコンといわれております。エアコンの使用頻度を減らせば、二酸化炭素の消費量の軽減が可能です。

 

エアコンの使用を減らすには室温調節も重要ですが、外壁の断熱性能を高めれば室内を快適な状態に保てるでしょう。断熱をすれば省エネルギー化ができるため、地球環境の保全に貢献できます。

断熱性能を高めることのメリット

断熱は環境保護のほかにもさまざまなメリットがあります。ここでは断熱性能を高めることの5つのメリットについて、詳しくみていきましょう。

 

快適な暮らしを構築できる

ひとつ目のメリットは快適な暮らしを構築できることです。断熱性能の低い住宅は外気の影響を受けやすいため、夏は暑苦しいうえに、冬は冷えてしまうでしょう。温度のムラが生じてしまうため、ストレスを感じてしまいます。断熱性能を高めれば全てのシーズンで快適な暮らしを構築できます。

 

家計の負担を軽減できる

ふたつ目のメリットは家計の負担を軽減できることです。断熱性を高めるとエアコンやヒーター、ストーブなどの利用機会が減ります。

 

一般の住宅と高断熱の住宅を比較した場合、温暖地では年間で6万円ほど、寒冷地では12万円ほどの差があるといわれています。使用するエネルギーが少ないため、使用する光熱費も少なくなるのです。断熱性能を高めた住宅は、家計に優しい住宅を検討している方にもおすすめです。

 

アレルギーの症状の改善を期待できる

3つ目のメリットはアレルギーの症状の改善を期待できることです。主なアレルギーとして気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎、結膜炎などがあります。断熱性能を高めれば、アレルギーの原因となるダニの発生を防げるでしょう。

 

断熱性能の低い住宅は結露が生じやすく、放っておくとカビが発生してしまいます。ダニはカビをエサにしており、増殖するとアレルギーの原因となるアレルゲンを発生させるのです。断熱性能を高めれば結露が生じにくくなるため、アレルギーの症状が出にくくなるでしょう。

 

ヒートショックや熱中症を防げる

4つ目のメリットはヒートショックや熱中症を防げることです。ヒートショックとは血圧が急激に上昇して心臓や血管の疾患が起こることです。毎年1万9,000の人々が、ヒートショックを原因として命を落としています。一方で熱中症とは体温の急激な上昇して体内の水分や塩分が失われることで、めまいやけいれんなどの症状を引き起こします。

 

ヒートショックや熱中症の主な原因は気温の変化です。温められた部屋から冷たい部屋に移動するとき、気温が上昇した部屋に長時間いることで体調が急激に悪化します。断熱性能を高めれば、室内温度を一定に保てるのでヒートショックや熱中症のリスクを軽減できるでしょう。

 

自律神経の改善を期待できる

5つ目のメリットは自律神経の改善を期待できることです。冬場などに室温の低い部屋に長時間いると、体全体が冷えてしまいます。冷えは自律神経の調節機能を低下させるため、神経性胃炎や過敏性腸症候群などの、さまざまな体調不良を引き起こしてしまいます。

 

断熱性能を高めれば冬場でも、部屋の温度を一定に保てるため、体全体の冷えを防げるでしょう。足元からの冷えも遮断できるため、シーズンを通して快適な暮らしを構築できます。

 

まとめ

SGDsは国連にて定めた目標で、日本の多くの企業でも目標達成のための取り組みがなされています。高機能の断熱を取りつければ、エアコンやヒーターなどのエネルギーを減らせます。環境保護に貢献できるでしょう。

 

「株式会社 正建工業」ではSGDsに取り組んでおり、環境に優しい快適な住宅を提供しております。壁の断熱に関する専門的な知識や技術を有しており、便利で快適な暮らしを実現できます。兵庫県内で新築の建築やリフォームをお考えの方は、ぜひとも「株式会社 正建工業」までお問い合わせください。